
大切な家族を亡くした時、その現実をすぐに受け入れられずにいるのは人間だけでなく動物も同様だ。
悲しみを乗り越え、思い出に昇華させるには時間が必要だ。でもそれまでは、壊れてしまいそうな自分の心を守るため、まだこの世に存在すると信じたいのだ。
アメリカの家族に飼われていた2匹の犬のうち、1匹が最近亡くなった。すると、残された犬は、亡くなった妹分の犬の首輪を一日中口にくわえて歩き続けたという。
彼女のニオイがたっぷりしみ込んだその首輪をくわえることで、いつものように近くに彼女がいると思い込みたかったのだろう。もしかしたら「おにいちゃん、それ私の首輪よ」と、どこからかまた現れてくれることを願っていたのかもしれない。
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Source: カラパイア