
1844年、アイスランド沖で最後のオオウミガラスのつがいがハンターに打たれて命を落とした。彼らの身体は標本や剝製にされ、鳥類の収集家や博物館を転々とすることに。
2017年、研究者たちはベルギーでつがいの片割れ、オスの標本を確認した。だがその連れ合いであったメスの行方は杳(よう)として知れなかった。
そして2025年9月、アメリカのオハイオ州にある博物館の片隅で、ひっそりと眠っていたメスの標本が発見された。
博物館の誰もが、この標本が貴重なオオウミガラスの最後の一羽だったことに気がつかなかったという。
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Source: カラパイア