Image credit: Takeshi Inomata

 メキシコ南東部タバスコ州で発見された約3000年前の「アグアダ・フェニックス」遺跡には、マヤ文明最大にして最古の建造物が眠っていた。

 アリゾナ大学の考古学者、猪俣健教授が率いる国際研究チームの最新調査によれば、この遺構は、太陽の動きや時間の流れをもとに設計され、宇宙の仕組みを地上に表していた可能性があるという。

 人々は宇宙と社会の調和を地上に映し出し、何千人もの市民が協力してその姿を築き上げたと考えられている。

 マヤ文明が芽吹く前の世界観と人間の知恵を今に伝える、壮大な遺構である。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
1700年前のマヤの古代都市「カラコル」の初代王の墓を発見
グアテマラで三角形に配置されたマヤの古代都市を発見、1つは天文施設
マヤの古代都市で発見された祭壇が示す古代マヤとテオティワカンの衝突の痕跡
古代マヤ文明の基盤を築いた4000年前の最古の漁業施設を発見
古代マヤの建造物は一周期を260日とするマヤ暦に合わせて作られていた

この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 歴史・文化

Source: カラパイア