Image by Istock Orbs

 これまで不可能と考えられていた生命活動が、北極海の氷の下で確認された。

 北極の海氷下にも微生物が存在すること自体は以前から知られていたが、光が届かず気温も低いため、ほとんど活動できないと考えられていた。

 特に、空気中の窒素を栄養に変えるようなエネルギーを多く使う反応は、環境が厳しすぎて起こらないとされていた。

 しかしデンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームが、極寒の氷の下で生物が実際に空気中の窒素を栄養に変える働きをしていることを発見したのだ。

 この活動は海の栄養循環を支え、北極の生態系や地球の炭素循環に影響を与える可能性がある。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
廃墟となったロシアの北極研究所に住み着いたホッキョクグマたちの日常
北極の氷に閉じ込められた藻類、マイナス15度ででも活発に活動していることが判明
調査船のシャフトにこびりついていた謎の粘液から未知の微生物が発見される
北極海から氷が消える日はそこまで来ている。科学者が7~20年後と予測
生物の適応力凄い!北極の藻類はほぼ暗闇の状態で光合成をやってのける

この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア