
アメリカ・カリフォルニア州にあるデスバレーは、地球上でもっとも暑い場所のひとつだ。
北アメリカで最も標高の低い盆地であり、夏には気温が摂氏49度を超えることもある。だが、その極限の環境で、自生する固有の野生植物が青々と葉を茂らせている。
ミシガン州立大学の研究チームは、この植物が細胞や遺伝子の働きを素早く変化させることで、高温下でも光合成を続けていることを突き止めた。
研究者たちは、この驚異的な適応力を応用すれば、高温に強い未来の作物を生み出せるかもしれないと考えている。
▼あわせて読みたい
・パン酵母は火星の極限環境で生き延びられる可能性、地球外生命の新たな手がかり
・暗闇で光る多肉植物が誕生、太陽光で充電可能
・キリマンジャロで独自の進化を遂げたユニークな植物「デンドロセネキオ」
・南極の極限環境下の湖で、未知の生態系が発見される
・極限環境を生きた証が生物のゲノムに刻み込まれていることが判明
この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 植物・菌類・微生物
Source: カラパイア
