
インカ帝国は、マチュ・ピチュやクスコに代表される精巧な石組みの建築で知られているが、遺構の中には視覚だけでは気付きにくい仕掛けが隠されている。
アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームは、ペルー南部フアイタラに残る「正面だけが大きく開いた3面の壁の建物」を調査した。
この建物は「コの字型」の形をしており、音を遠くに響かせるために造られた可能性があるという。研究チームは、インカにおいて音が重要な役割を持っていたと考えている。
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Source: カラパイア
