
ペルー南部、アンデス山脈のモンテ・シエルペと呼ばれる丘陵地に、約5300個の穴が帯のように並ぶ不思議な地形がある。
長年にわたりその穴の正体は謎に包まれてきたが、オーストラリア・シドニー大学の研究チームが最新の調査で新たな手がかりを発見した。
ドローンによる地形解析と土壌分析の結果、これらの穴がインカ帝国以前の時代に築かれた市場の跡地であり、のちに物資の保管や貢ぎ物の記録を行う“会計システム”として利用されていた可能性が高いという。
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Source: カラパイア
