
北米ではこの半世紀、保全計画や再導入の取り組みによって、かつて姿を消しかけていたオオカミやクマ、ピューマが少しずつ森に戻り始めている。
人間は、自らの手で絶滅寸前まで追い込んだ大型捕食者を、今度は自らの手で自然へ戻し、生態系のバランスを取り戻そうとしているのだ。
しかし、調査が進むにつれて、その目論見通りにはいかない複雑な現実が明らかになってきた。
捕食者が戻ることで、北米の自然界にはどのような変化が起きているのか。イエローストーン国立公園をはじめとする、各地の研究により、生態系の仕組みが予想以上に奥深いことを示している。
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Source: カラパイア
