
刺身にしても良し、焼いても良し、干しても良しのおいしいホタテガイだが、最大で目が200個もあることはあまり知られていない。
それらの目は直径1mmに満たない小さなもので、ホタテガイの内臓を覆う表皮「外套膜(がいとうまく)」の縁に並んでいる。
ホタテガイの目は人間の目とはまったく違うしくみをしており、目の奥には鏡のような層があり、光を反射して感じ取っている。
最近の研究では、光の強さに応じて開いたり閉じたりする瞳孔のような開口部があることも確認されたが、その動きがどんな役割をもっているのかは、まだわかっていない。
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Source: カラパイア
