
月の表面に時折あらわれる謎の光が、古くから天文学者たちを悩ませてきた。
18世紀、イギリスの天文学者は、新月の暗い側に数時間続く光を観測した。その後、世界中で数千件の同様の記録が残されている。
この現象は「一時的月面現象(transient lunar phenomena)」と呼ばれ、閃光のように瞬くものから数時間にわたって輝くものまである。
科学者たちはその原因を、隕石の衝突、放射性ガスの放出、さらには太陽風との相互作用など、さまざまな角度から探っている。
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Source: カラパイア
