Image credit: Freedom Reads

 人生のどん底から這い上がるきっかけは、ほんの些細なことだ。誰にも会えず、誰とも話せない孤独な独房の中にいた少年にとってそれは1冊の本だった。

 アメリカで罪を犯した17歳の少年は、冷たい壁に囲まれた独房で絶望に押しつぶされそうになっていた。

 彼を救ったのは、受刑者たちがシーツと枕カバーを繋ぎ合わせて、こっそりと届けてくれた1冊の本(詩集)だった。

 その詩集が持つ言葉の力は、少年の魂を揺さぶり、やがて彼を名門イェール大学へと導き、今では全米中の受刑者たちに「希望」を届ける活動へと繋がっている。

 これは、1冊の本で人生を変えた男性の物語だ。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
保護犬のしつけを行う更生プログラムを取り入れた刑務所。受刑者と犬に特別な絆
極悪刑務所の囚人たちが更生のためリサイクルと植物栽培を行ったところ暴力が減少
学歴のない殺人犯の数学の能力が開花。刑務所内で超難問を解いてしまう
世界の刑務所にあるピンク色の独房、攻撃性の抑制効果、ただし受刑者からはと不満の声
アメリカの刑務所、保護施設の猫を預かり受刑者らの更生に役立てるプログラムを導入

この記事のカテゴリ:知る / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア