
北極の海に住むクジラの仲間「イッカク」は、オスがとても長い一本角を持つことから「海のユニコーン」と呼ばれ親しまれてきた。
その神秘的な生態を探るため、イッカクの生息する海には生物学者たちが、録音装置を沈め、観測を行っている。だがそれが仇となっているかもしれない。
北海道大学などの研究チームがデータを解析したところ、イッカクは海に沈めた調査機器に強い関心を示し、1日に10回以上もぶつかってきたり、こすったりと、接触を繰り返していたのだ。
餌と間違えたのか、あるいは遊んでいたのか。この発見は、動物に影響を与えないよう配慮した調査方法が、実は彼らの行動を変えてしまっている可能性があるという。
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Source: カラパイア
