
映画や小説でおなじみの、カプセルに入って時を超える「コールドスリープ」。すでに遺体を冷凍保存するビジネスは世界で始まっているが、解凍後に細胞が壊れずに蘇生できるかどうかは、いまだ未知の領域だ。
そんな中、この技術を医療の現実へと近づける画期的な発見が報告された。長年科学者たちを悩ませてきた、凍結時の「臓器のひび割れ」を防ぐ方法がついに見つかったのだ。
100年越しのこの難問解決は、臓器移植を待つ多くの人命を救うだけでなく、絶滅危惧種の保護や食品ロス削減など、私たちの未来を大きく変える可能性を秘めている。
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Source: カラパイア
