Image credit:da-kuk

 もしも、あなたが普段通り呼吸をしているその空気の中に、あなたの脳を操り、「心」と「行動」を勝手に書き換えてしまう物質が混ざっていたら?

 まるでSF映画やディストピア小説の話だが、これは決してSFの世界だけの出来事ではないという。

 イギリスの研究者たちが、微量な化学物質を使って人間の脳に侵入し、意識や行動を強制的にコントロールする「脳兵器」が、現実の脅威となっていると警鐘を鳴らしている。

 脳科学と薬理学、そしてAI(人工知能)の融合は、病気の治療法を進化させた一方で、人間を「生きた操り人形」に変えてしまう技術をも生み出してしまう可能性があるというのだ。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
磁気で脳を刺激するだけで、マウスをマインドコントロールすることに成功
未来の刑務所では犯罪者に偽の記憶を脳に植え込み更生を促す処置が行われるかもしれない
脳を刺激して特定の記憶を呼び戻す技術「記憶プロテーゼ」を開発
ハエの脳をハッキングし、遠隔操作で操ることを可能にした科学者
光を使ったブレインコントロール。脳機能を完全に制御、記憶の消去も可能に

この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 知る

Source: カラパイア