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 天の川銀河の中心にある「いて座A*」と呼ばれる領域には、太陽の約430万倍もの質量を持つ超大質量ブラックホールが鎮座している。

 その強大な重力はあらゆるものを引き裂き、飲み込んでしまう「死の世界」だと考えられてきた。

 だが、そんな過酷な環境で、ブラックホールに吸い込まれるのを抗うようにふるまう天体や連星が存在する。

 ドイツのケルン大学をはじめとする国際研究チームの最新の研究により、ブラックホールの至近距離にいながら破壊されることなく、驚くほど安定して存在し続ける、特異な天体と連星の存在が明らかとなった。 

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Source: カラパイア