
世界中のグルメを唸らせる日本の「和牛」。そのとろけるような食感と芳醇な風味は、まさに芸術品といえるだろう。
だが、なぜ和牛だけがこれほどまでに美しい霜降り(サシ)を持ち、特別な味を生み出せるのだろうか。その答えは、遺伝子の中に隠されていたようだ。
オーストラリアとアメリカの研究チームが、これまでで最も完全で精度の高い和牛の「ゲノム(全遺伝情報)」を完成させることに成功した
その結果、従来のデータより16%も多くの遺伝情報を特定し、これまで見逃されていた「構造変異」という重要なDNA配列の違いを多数発見した。
これこそが、和牛の美味しさの象徴である「霜降り」を生み出す鍵だった可能性がある。
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Source: カラパイア
