Image by Istock Kohei Shinohara

 世界中のグルメを唸らせる日本の「和牛」。そのとろけるような食感と芳醇な風味は、まさに芸術品といえるだろう。

 だが、なぜ和牛だけがこれほどまでに美しい霜降り(サシ)を持ち、特別な味を生み出せるのだろうか。その答えは、遺伝子の中に隠されていたようだ。

 オーストラリアとアメリカの研究チームが、これまでで最も完全で精度の高い和牛の「ゲノム(全遺伝情報)」を完成させることに成功した

 その結果、従来のデータより16%も多くの遺伝情報を特定し、これまで見逃されていた「構造変異」という重要なDNA配列の違いを多数発見した。

 これこそが、和牛の美味しさの象徴である「霜降り」を生み出す鍵だった可能性がある。

続きを読む…

▼あわせて読みたい
いきなり牛丼?米粒の中で牛の細胞を培養したハイブリッド米が誕生
世界で最も大きく、最も古いイタリアの白い牛「キアニーナ」
肉食系なら食べてみたい。科学者が作った食肉で作ったリアル肉味のプロテイン系アイスクリーム(ベラルーシ)
10人中8人は本物の牛肉と信じてしまうほどの植物由来の人工肉ステーキが開発される(イスラエル)
牛の餌にチョコレートを与えたところ最高においしい高級ビーフができたよ!(オーストラリア)

この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア