Image credit: ACS Sensors 2025, DOI: 10.1021/acssensors.5c01637

 スーパーで買ってきたパックの刺身や、冷蔵庫に少し長く置いてしまった魚を食べようとするときに、気になるのはその鮮度だ。「本当にこれ、生で食べても大丈夫かな?」と不安になることもあるだろう。

 通常、私たちは臭いを嗅いだり、目の色を見たりして判断するが、それはあくまで感覚的なものに過ぎない。もっと白黒はっきりとした結果が、今すぐに欲しい。

 そこでオーストラリアの研究チームは、魚の切り身や刺身専用の鮮度センサーをを開発した。

 極小の針を使ったこの装置は、切り身に刺すだけで100秒ほどで鮮度を科学的に判定できる。いちいち実験室に持ち込まなくてもその場でわかるのも利点だ。

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし

Source: カラパイア