協力して狩りをするシャチとイルカの群れ Image credit:Dalhousie University

 海の生態系において頂点に君臨するシャチと、知能が高いことで知られるイルカ。本来なら競合関係にあるはずの両者が、お互いに手を組んで一緒に狩りをしている証拠が発見された。

 カナダ・ダルハウジー大学が率いる国際研究チームが、様々な機材を駆使して調査を行ったところ、シャチとカマイルカが協力して餌を探す「戦略的同盟」を結んでいる様子を撮影することに成功したのだ。

 きちんと役割分担もできている。音波で獲物を探知する能力に長けたイルカが「レーダー搭載の偵察機」として獲物を探し出し、圧倒的なパワーを持つシャチが獲物を仕留めて食べやすい大きさに「解体」する。

 「持ちつ持たれつ」の共存関係は、これまでの海洋生物学の常識を覆す発見として注目を集めている。

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この記事のカテゴリ:知る / 水中生物

Source: カラパイア