
人間にとってマイクロプラスチックは、わずか5 mm以下の小さなゴミだ。しかし、小さな昆虫にとっては普段のエサと同じサイズに見えているのかもしれない。
カナダの研究チームによる調査で、コオロギはプラスチックをエサと区別できないばかりか、時間の経過とともにプラスチック入りのエサを好んで食べるようになることがわかった。
プラスチックを大量に摂取してもコオロギに異変はなく、通常通りの大きさに育つ。
しかし、その体内でプラスチックはより細かな粒子へと粉砕され、環境中に排出されていた。
人間が出したゴミが虫の体を通じて、より回収困難な形態へと変化し、拡散されている実態が明らかになった。
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Source: カラパイア
