
アメリカ・ペンシルベニア大学とミシガン大学の研究チームが、世界最小となる完全プログラム可能な自律型ロボットを開発した。その大きさは塩の粒ほどしかなく、指紋の間に収まってしまうサイズだ。
ロボットといっても手足のある機械ではない。見た目はただの小さな四角い板にしか見えないが、超小型コンピュータを搭載し、自ら周囲の環境を感知して行動する能力を持っている。
外部からの操縦や電源ケーブルを必要とせず、光をエネルギー源として自律的に泳ぎ回ることが可能だ。
この極小ロボットは、将来的に体内に入り込んで細胞の健康状態を監視したり、微細な部品を組み立てたりするなど、医療や製造の現場に革命をもたらす可能性を秘めている。
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Source: カラパイア
