
近世イングランドにおいて、帽子を脱ぐのを拒む行為は政治的な反抗や個人の誇りを示す命がけの意思表示だった。
17世紀前後のイギリスの人々にとって、帽子は単なる装飾品ではなく、権力への屈服を拒むための道具であり、尊厳を示すものであり、体の一部だったのだ。
ウォリック大学の研究チームは、法廷や強盗事件の記録から、現代とは全く異なる当時の帽子文化の実態を明らかにした。
この研究成果は『The Historical Journal』(2026年4月10日付)に掲載された。
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