
2,700年前の古代アッシリアの遺物に、当時の技術では難しいとされる高度な加工の跡が残されていた。
イスラエル中央部の古代遺跡テル・ハディドで見つかった小さな印章は、石ではなく、薄い層が重なった貝殻の内側を彫って作られていた。
硬い道具を当てれば割れたりはがれたりする加工が難しい素材に、古代の職人は月神を思わせる図像を刻んだ。
テルアビブ大学の研究チームは、この素材が遠方の海から運ばれ、図像が北メソポタミアの月神信仰に通じることから、現在のイラク北部を中心に広がったアッシリア帝国のもとで人や物、信仰が交わっていた可能性を示した。
この研究成果は『Levant』誌(2026年5月29日付)に掲載された。
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