ペルーで見つかったミイラに刻まれた細かく精巧なタトゥーが息をのむほど見事で、当時のタトゥー職人のスキルの高さが浮き彫りになった。
この見事なタトゥーを入れていたのは、およそ1200年前に現在のペルー沿岸に住んでいたチャンカイ族だ。
チャンカイ文化は織物の大量生産で知られるが、ボディアートにも力を入れていたようだ。
研究者たちは、恐竜の研究に用いられる「レーザー刺激蛍光法(LSF)」という技術を応用し、タトゥーの痕跡を完全につかむことができた。
References: Pnas.org / Breathtaking Tattoos Revealed on Peruvian Mummies From 1,200 Years Ago : ScienceAlert / Intricate tattoos on 1,200-year-old mummy revealed by lasers | Popular Science
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Source: カラパイア