
生成AIの一種、チャットボットは、メールやコードの作成、プログラミングや事務処理など、多くの作業を効率化する便利なツールだ。だが、このAIがニュースを正確に伝えられるかという点では、まだ課題が多い。
「AIは無限の可能性を秘めているが、誤った情報を広めるリスクもある」と、英BBCニュース・時事部門のCEO、デボラ・ターネス氏は、自社が行った調査結果を受けてこう警鐘を鳴らした。
調査対象となったのはOpenAIの「ChatGPT」、Microsoftの「Copilot」、Googleの「Gemini」、Perplexity AIの「Perplexity」の4種だ。
いずれも有名なチャットボットだが、それらが手がけたニュースの要約の半数以上に、事実や数字の誤りなど、重大な欠陥が見受けられたという。
▼あわせて読みたい
・AIがあなたの考える力を奪う?「便利すぎる時代」の危険性
・大規模言語モデルの生成AIは本当に人間世界を理解しているのか?
・生成AIの手を借りて作成したニュースは理解しづらいことが研究で判明
・AIをAI生成データで学習させると、学習モデルが崩壊してしまうリスクが発生
・AIの知性と人間の知性が異なる理由
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 知る
Source: カラパイア