
アフリカに生息する大型の霊長類、ヒヒは社会性が非常に強く、数十~数百頭の群れで生活しており、群れで移動する時、一直線に並んで歩くことが知られている。いったいなぜなんだろう?
これまで、ヒヒが列で移動するのは、外敵から身を守ったり、限られた資源を効率的に得るための生存戦略などいくつかの説が考えられてきたが、そうではなかった。
イギリスの新たな研究によると、実際には「仲の良い友達と一緒に歩きたい」という単純な理由が行動の背景にあるという。
つまり、列をつくるのは生存戦略ではなく、社会的な絆の副産物だったのだ。
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Source: カラパイア