
アメリカ・ウィスコンシン州マディソンの湿地で、カナダヅルのつがいが、カナダガンのヒナを我が子同然に育てている様子が観察されている。
大きなツルの親鳥のそばに、ふわふわとした黄色いガンのヒナが寄り添って歩く姿は愛らしく、現地には写真家やバードウォッチャーが連日集まっている。
こうした異種の動物たちによる養育行動は以前から一部で知られていたが、都市近郊の湿地などで近年報告例が増えており、ヒナの成長と行く末に大きな関心が寄せられている。
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Source: カラパイア