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 近年、SpaceXなどの民間企業による通信衛星ネットワークの急増が、天文学の世界に深刻な影響を及ぼしている。そのひとつが、衛星が太陽光を反射し夜空を明るくしてしまう「光害」だ。

 この問題に対処するため、英国の研究チームは、光を99.965%も吸収する超黒塗料「ベンタブラック」でほぼ完全に塗装された小型衛星「ジョヴィアン-1」を2026年に打ち上げる予定だ。

 この挑戦が成功すれば、未来の衛星設計に大きな変化をもたらすかもしれない。

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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア