
ガラパゴス諸島の火山島でかつて失われたはずの毒素を再び作り出している野生のトマトが見つかった。
カリフォルニア大学リバーサイド校の研究によると、数百万年前のトマトが持っていた化学防御機能を復活させ、現代のトマトには見られない有毒成分を作り出しはじめたという。
研究チームはこれを「進化の逆転」と呼んでいる。通常、進化とは一方向に進む適応プロセスを指すものだが、かつて失われた特徴がまったく同じ遺伝的経路で復活するのは極めて珍しいことだ。
ガラパゴスのトマトにいったい何が起きているのか?
▼あわせて読みたい
・都会の暮らしに適応したシマリスとネズミ、頭蓋骨に変化が現れていた
・深海魚の不思議、別々の進化を遂げたはずなのに、なぜか共通の遺伝子変異を持っていた
・進化は進化する。最新研究が示す進化の多様化
・鳥類は哺乳類とは異なる進化の過程を経て、複雑な脳を発達させていた
・人と暮らす動物はなぜ似たような特徴を持つのか?「家畜化症候群」の原因に関する新説
Source: カラパイア