火星の岩石の中から偶然発見された硫黄の結晶 / Image credit:NASA/JPL-Caltech/MSSS

 火星でひとり、黙々と探査を続けるNASAの探査車「キュリオシティ」が、偶然にも驚くべき素材を発見した。

 2024年5月、ゲディズ渓谷流路の調査中、たまたま踏みつけて、砕けた岩の中から黄色く輝く「純粋な硫黄」の結晶が姿を現したのである。

 硫黄は、必須アミノ酸の構成要素であり、生命にとって不可欠な元素だ。

 火星ではこれまで硫酸塩が確認されていたが、純粋な硫黄の発見は今回が初めてである。

 この発見は、火星の地質や環境にこれまで知られていなかった重大な秘密が隠されている可能性を示している。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

Source: カラパイア