
海の中には、まだまだ私たちの想像を超えた生き物が存在している。そんな謎生物を象徴する存在が、ウロコフネタマガイという巻貝だ。
インド洋の水深2,500m以深、灼熱の熱水が噴き出す暗黒の海底にひっそりと暮らすこの貝は、まるでファンタジー小説から飛び出してきたような姿をしている。
足には鉄の鎧(ウロコ)をまとい、体内には細菌を飼っていて、心臓は異常なまでに大きい。そして何より驚くのは、彼らは何も食べずに生きているのだ。
多くの謎に包まれていたウロコフネタマガイだが、最近の研究で少しずつその生態がわかってきた。
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Source: カラパイア