
過酷な木星の放射線を何十回も耐え抜いてきたNASAの木星探査機「ジュノー」は、2023年、失明の危機にあった。
木星やその衛星を観測するためのカメラが不具合を起こし、まともな映像を撮影できなくなってしまったのだ。
そこでNASAのスタッフは、地球から約6万km離れたジュノーの目を救うために、一か八かの手段に出る。なんと目に”焼き”を入れたのだ。
ほとんど無茶に思える荒療治だが、これが見事功を奏し、ジュノーのカメラは復活。2023年12月には、これまで知られていなかった衛星イオの姿を私たちに伝えてくれた。
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Source: カラパイア