道具を使うことができるのは人間だけではない。霊長類はもちろん、カラスまで道具を使う様子が観察されている。

 オーストラリアの一部のイルカは、クチバシ(吻)にスポンジ状の海綿をくっつけて、それを道具として使って狩りをする。

 この珍しい狩りの技術は母から子へと代々受け継がれるもので、実際に使いこなすには長い訓練と熟練が必要だという。

 2025年7月16日付で『Royal Society Open Science』誌に掲載された論文により、その狩りの「文化」の構造や継承の謎の一端が解き明かされることとなった。

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この記事のカテゴリ:知る / 水中生物

Source: カラパイア