
人類が太陽系の外へ旅立つ日は、もしかするとそう遠くないのかもしれない。
宇宙船を設計する国際デザインコンペで最優秀賞を受賞したヨーロッパの研究チームが発表したのは、最大2400人を乗せ、太陽系に最も近い恒星系「アルファ・ケンタウリ」への片道航行を可能にする宇宙船の構想だ。
「クリサリス(Chrysalis)号」と呼ばれる全長58kmの巨大な宇宙船は、人工重力と核融合炉を備え、自給自足のための設備や学校、病院まで用意される。
40兆kmの距離を約400年かけて航行し、何世代にもわたって人類が生き続ける社会が築かれるという。
その船内コミュニティの運営には人工知能(AI)協力して行われることになるという。まるでSF映画のような構想だ。
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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 自然・廃墟・宇宙
Source: カラパイア