2024年10月から、韓国ソウル市の繁華街にある公園に、光を使って3Dの映像を空間に浮かび上がらせた、実物大の「ホログラム警察官」が配備された。

 夜になると制服姿の警察官のホログラム映像が浮かび上がり、来園者に注意を促す仕組みである。

 目的はもちろん防犯だが、夜の闇の中にぼんやりと浮かび上がるその姿は、どちらかというとちょっとホラー味の方が勝っている感も否めない。

 公園の利用者からは、「心臓が止まるかと思った」「逆に怖い」なんていう声も寄せられているが、この幽霊のようなバーチャル警官導入後の犯罪抑止効果は非常に高く、周辺では、前年に比べて犯罪件数が22%も減ったという。

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Source: カラパイア