オオミズナギドリ/ Image credit:東京大学 大気海洋研究所 Yusuke Goto (CC BY-SA)

 日本に生息するミズナギドリの仲間のなかで最大種となる「オオミズナギドリ」には、ちょっと変わったトイレ習慣がある。

 東京大学の研究チームが腹部に小型カメラを装着して観察したところ、彼らはなんと飛行中にしかフンをしないことがわかった。しかも、4〜10分ごとという驚くほど正確なリズムで排泄を繰り返していることも判明した。

 映像からは、着水中にはフンをせず、わざわざ飛び立ってから空中で排泄して再び水面に戻るという行動も確認された。

 オオミズナギドリのフンには、海の栄養循環を支える成分が豊富に含まれている一方で、感染症を広げる経路ともなり得るという。

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この記事のカテゴリ:知る / 動物・鳥類

Source: カラパイア