アメリカンロビン(コマツグミ) Photo by:iStock

 野鳥のさえずりが、これまでより長くなっているという研究結果が報告された。その背景には、人工光の影響があるという。

 サザンイリノイ大学とオクラホマ州立大学の研究チームは、世界中に生息する583種の昼行性の鳥について、鳴き始めと鳴き終わりの時刻に関する約260万件のデータを分析した。

 その結果、人工光が多い地域に暮らす鳥ほど、1日あたりのさえずり時間が最大で50分長くなっていることがわかった。

 都市の照明や住宅地の明かりなど、人間の生活から発せられる光が、野鳥の行動リズムにまで影響を及ぼしているのだ。

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この記事のカテゴリ:知る / 動物・鳥類

Source: カラパイア