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 猫の国といえばトルコが有名だが、実はモロッコも猫にやさしい国として知られている。地域の人々に支えられて暮らす“地域猫”たちが数多く存在し、人と猫の間には信頼関係が築かれている。

 そんなモロッコ最大の都市カサブランカで、ある日体調を崩した一匹の猫が、助けを求めて動物病院の玄関ドアの前に訪れた。

 獣医は迷わずこの猫を受け入れ、ウイルス性感染症の治療を行い、元気に回復させた。

 しかし猫は、元気になっても病院を離れなかった。それどころか、治療に来た動物たちのそばに寄り添い、毛づくろいをして安心させるなど、まるで“看護師”のようにふるまいはじめたのだ。

 動物の患者にとって欠かせない存在となったこの猫を、病院は正式に迎え入れることを決めた。もしかしたら、命を救ってもらったことへの、猫なりの恩返しだったのかもしれない。

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この記事のカテゴリ:動物・鳥類 / 動画

Source: カラパイア