
アルメニアの高山地帯に、魚やヘビ、牛の皮の形をした奇妙な石碑が点々と残されている。「ヴィシャップ」、通称ドラゴン石と呼ばれるこの巨石群の正体をめぐって、100年近くにわたり考古学者たちは頭を悩ませてきた。
標高3000m近い高地に、6000年前の人々はなぜ巨石を運び、手間をかけて立てたのか。そしてそれは、何のために造られたのか?
最新の研究により、先史時代の人々が水の恵みに祈りを捧げ、神聖な場所として示すために建てた信仰の為の石碑であった可能性が浮かび上がってきた。
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Source: カラパイア