中国に生息していたオオカミサイズのカワウソ / Image credit:Mauricio Anton

 今から600万年前、中国南西部、雲南省の湿地帯で、体重50kgもの大きなカワウソが生態系を支配していた。

 サイモゲール・メリルトラ(Siamogale melilutra)の体格は、オオカミやヒョウなどの猛獣に匹敵するレベルだ。 

 現存するオオカワウソよりも2倍近く大きく、硬い物でもかみ砕く、強靭なアゴの力を備えていた。

 当時、同じ地域に、サイモゲールより大きな肉食動物の化石は確認されておらず、上位捕食者だったと考えられている。

 そして最新の研究で、あまり泳がず、穴掘りが得意な水陸両用(陸多め)の捕食者であることがわかった。

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Source: カラパイア