現在のサケ科 Photo by:iStock

 アラスカ北部の白亜紀地層から、世界最古となるサケ科魚類の新種の化石が発見された。およそ7300万年前、恐竜が生息していた時代にあたる。

 この発見により、サケの進化の歴史は従来より2000万年さかのぼることが明らかになった。

 アラスカ大学フェアバンクス校を中心とする国際研究チームは、この魚を「シブルリウス・アルモ・アラスケンシス(Sivullius almo alaskensis)」と命名し、サケ科の起源が北極圏にあった可能性を示している。

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この記事のカテゴリ:歴史・文化 / 水中生物

Source: カラパイア