
かつてインドネシアのフローレス島には、人類の親戚にあたる「ホモ・フローレシエンシス」が暮らしていた。身長1mほどの小柄な体格からホビットとも呼ばれている彼らは、約5万年前に突如姿を消してしまった。
100万年以上もこの島で暮らしていたホモ・フローレシエンシスの絶滅の原因は長年の謎だったが、最近になって新たな証拠が見つかった。
約6万1000年前に始まった極度の干ばつが、彼らの運命を大きく狂わせたようなのだ。
干ばつに伴い、移動していった獲物を追って故郷を捨てたホビットたちを待ち受けていたのは、火山噴火と現生人類「ホモ・サピエンス」の存在だった。
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この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 人類
Source: カラパイア
