
同じ金属の塊が同時に2か所に存在するとは、いったいどういうことだろうか。
オーストリア・ウィーン大学の研究チームが、数千個のナトリウム原子からなる金属ナノ粒子が「ここにあり、かつここにない」という状態になることを世界で初めて実証した。
「観測するまで猫は死んでいると同時に生きている」というシュレーディンガーの猫のような思考実験が、実際の金属の塊で再現されたのだ。
量子力学の世界では、物質は観測される瞬間まで複数の場所に同時に存在し続ける。その奇妙な法則が、金属の塊というレベルにまで通用することが証明された。
この研究成果は『Nature』誌(2026年)に掲載された。
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