16本当にあった怖い名無し sage160コピペ 2007/04/21(土) 03:39:04 ID:yggDgBbA0
俺の親父はマクドナルドが大好きで毎日一回はマクドナルドの商品を食わないと落ち着かない。
本人はいいんだが、それにつき合わされる俺達家族はたまったもんじゃない。

次第に一緒に食べに行くのを敬遠しだした家族の態度に、親父は不満げだった。

なぜ食わない?俺と一緒は厭なのか?違う、マクドナルドが厭なだけだ。
俺も母親も妹もはっきり親父にそう言った。その日一日親父はふさぎ込んでいた。

だが、親父は反省したわけではなかった。

日曜日の夜、明日の学校の支度をして、部屋の電気を消した。
妹は既に2段ベッドの上で寝息を立てていた。
俺は妹を起こさないように1段目のベッドに潜り込み目を閉じた。
しばらくして部屋のドアが開いた気配がした。

誰が入ってきたのか、薄目を開けて見ると、ドナルドが立っていた。

ドナルドは俺が起きているのに気づいていないようで、ゆっくりとベッドの脇に近寄ってきた。

薄く開けた目と気配から、ドナルドが上の妹を起こそうとしている様子が分かった。

「グッナ~イツ、ハハハハハハハ」

「ギィーーーーーーー」

ドナルドの陽気な笑い声、妹の悲鳴、思いきり揺れるベッド。
何かが上から飛び出して勉強机に激突した。倒れる机、散らばる文房具。
続きを読む
Source: 哲学ニュースnwk