
ティラノサウルスをはじめとする巨大肉食恐竜の、体に見合わないやたらと小さな腕は、長年にわたって古生物学者たちを悩ませてきた謎だ。
腕が退化したのではないかという考え方は以前からあったが、何がその変化を引き起こしたのかは曖昧なままだった。
英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンとケンブリッジ大学の研究チームが二足歩行の肉食恐竜82種のデータを分析したところ、腕が退化した理由は、頭骨と顎が強力に発達したことと深い関連性があるという。
この研究成果は学術誌『Proceedings of the Royal Society B』(2026年5月20日付)に掲載された。
▼あわせて読みたい
・ティラノサウルスは40歳になっても成長を続けていた。従来の説を覆す発見
・史上最大のティラノサウルスの骨の化石から血管を発見 恐竜の生態に新たな手がかり
・ティラノサウルスの先祖はアジアで生まれ、北米に渡ったとする研究結果が報告される
・ティラノサウルスは賢かった。霊長類に匹敵する知能を持っていた可能性があるとする新説
・ティラノサウルスは噛む力と引き換えに極小の目になった
この記事のカテゴリ:知る / 絶滅・絶滅危惧種生物